それまでの私は、
自分が落ち込んでいたり、
つらかったりしたら、
人前でも平気で暗い顔を見せていたし、
グチグチ言っていたと思います。

でも今はまず、
自分の中でつらいことがあったら、
自分でノートに書きとめ、
自分で対話をし、
時にはカウンセリングを
自分にしてあげながら、
そのつらさについて、
どういういことなのかということを
客観的に分析することができます。

その結果、根は暗いけれども、
人とコミュニケーションをする時は、
明るいストロークで、
お互いが気持ちよく投げかけた方が
うまくいくということに気がつきます。

ビジネスや、自分に降り注いでくる
様々な困難だって、
これを一つのチャレンジだと思い、
いろんな心理学的なスキルや
マネジメントのスキルを使って
挑戦していく方が、
その後きつくても、すごく達成感がある、
ということにも気がつきました。


私の知っている人に、
とても明るいラテン系の女性がいます。

彼女は、明るくていつもある意味前向き。
でも、物事を深く考えたり、
自分にとって嫌な出来事に
正面からしっかりと向かい合う
ということをしない質を持っています。

なので、つらいことがあったり、
困難があっても、
その時は泣いて反省するけれど、
ケロッと忘れて、
次の時にはまた同じことの繰り返し。

明るさが、
彼女の人生を前に進める方には
あまり役立っていないようにも見えます。

根は明るくても暗くても、
私はどっちでもいいと思うんです。

ただ、私は基本的に根が暗い。
でもこの根の暗さは自分にとって、
様々な自分に降り注ぐ出来事を
深く考えたり、
それに対してどう対応するべきか
ということを見つめるベースには
役立っています。

また、メンタルトレーニングの分野では、
選手が明るく「大丈夫です」と
本番直前に言ったとしても、

「ちょっと待って。
 本当に大丈夫かなぁ。
 選手自身も気づいていない
 メンタルをブラしてくようなことが
 起こるかも・・・」

と、慎重にシミュレーションをする、
というものにも役立っています。


みなさんは、ネクラですか?
それともネアカ?
私はどちらでもいいと思います。

ただ、心理学を学んで、
自分自身が気がついたこと。

自分のベースの部分、
それも自分ではあまり好きでなかった、
という部分を心から受け入れ、
そんな自分もOKとしてあげること。
根暗な自分が役に立つことも、
たくさんあるということ。

ただし、それをむき出しにするのではなく、
自分なりに
健全なコミュニケーションを取り、
様々な物事に向かっていくということ。

それが、何となく私にとっては
世の中を生きやすくさせてくれている。
そんなカウンセリングと
コミュニケーションの素敵なスキルです。

他愛もないお話をさせていただきました。
また皆さんと、他愛もないお話を
たくさんしたいと思います。


プロフェッショナル心理カウンセラー
メンタルトレーナー
浮世満理子

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