「話を聴くプロ」浮世満理子オフィシャルブログ

「話を聴くプロ」 全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー、メンタルトレーナー 浮世満理子の公式ブログです。

タグ:東日本大震災

3/12(土)放送のにじいろジーンの人気コーナー、
「ぐっさんと行くならこんなトコ!」にて、
ココロゴトcafeが紹介されました。

ココロゴトcafeでも大人気の「ミニチュアでトーク」。
これは、心理学でいうところの「箱庭療法」を応用し、
プロフェッショナル心理カウンセラーと楽しく話をすることで、
今のココロの状態や、自分にとってのキーワードが見つかる、
というもの。

にじいろジーンでは、私、浮世が、
山口智充さんと吉行和子さんにこの「ミニチュアでトーク」の
箱庭を提供させていただきました。

吉行和子さんはもともと、箱庭をやってみたい、
ということで今回のご来店となりました。
最近はいろんな方が箱庭をしたいと言われるますが、
まさに、芸術家やクリエイティブなお仕事の方も、
脳を刺激し、インスピレーションが湧き起こる、ということで、
とても好評をいただいているのがこの、
ミニチュアでトーク(箱庭療法)なんです。

そして、吉行さんと山口さんの箱庭を見せていただいて、
まず、思ったのは、その力強さ。
お2人とも、世界観は全く違っているのに、
きれいに整備されていて、
しかも力強い世界観があふれています。

箱庭にもいろいろあります。

砂だけで、ほとんど人形を置かない人。
車や家などの様々なものは置くけれど、緑が全くない人。
また、生き物を全く置かない人などもいます。

その人の内面的な、
無意識の世界観が出てしまうのがこの箱庭の特徴、
というところ。
お2人はとにかく、
箱の中にびっしりとお人形を並べておられるのです。

しかも、生き物もいる。
緑もある。
水もある。

ということで、非常に内面的な豊かさを感じられました。
やっぱり、厳しい世界の中で、
第一線で活躍されているお二方には、
こういう内面的なパワーがある、という証なのかな、
というふうにも感じました。

たくさんの箱庭を見せていただいている私でも、
とても記念に残るミニチュアでトークでした。


そして、今朝、放送を見てみたら、
ゲストはなんと俳優の中尾明慶さん!

アイディアヒューマンサポートアカデミーでは、
会社設立の2000年から、
子どもたちへの支援のボランティアにずっと取り組んできました。

2002年ごろ。
知り合いの方のご紹介で、
3年B組金八先生の関係者の皆様が
「カンボジアの子どもたちに学校を作るボランティア」
をされているということで、
アイディアもそのボランティアのお手伝いを
させていただいていたことがありました。

当時、火山の噴火の被害で、
東京都に避難していた三宅島の子どもたちの
ボランティアをしていたとき、
このチームのイベントにご招待できるように、
みんなで走り回ったりもしました。
イベントに参加した三宅島の子どもたちが、
とても喜んでいたのがとても印象的でした。

テレビ関係とか、カウンセラーとかそんな枠を超えて、
みんなで体も頭も使って、
ただ、何かできることをしたい!という思いだけでやった
ボランティアの日々でした。

でも、今も何も変わってないかもしれませんね。

東日本大震災の心のケアも五年間。
あの頃よりもっとたくさんのカウンセラーが、
全国規模でかかわり続けています。
くしくも、宮古や釜石からカウンセラーの継続依頼がきた、
今週、またボランティアのことを、
思い出すきっかけをいただきました。


そのボランティアの時に、
中尾さんには何度かお会いしたことがありました。
中尾さんはまさか、
私のことは覚えていらっしゃらないだろう、
と思いながらテレビを見ていましたが・・・

生放送で、
「僕、あのカウンセラーさん知ってます」
と、言ってくださるとは!
びっくりしました。

仕事柄、この俳優さんとは知り合いであるとか、
このアスリートと仲が良い、等は、
一部のオフィシャル(公開)なお付き合い以外では、
言わないようにしています。

それは、担当クライアントでなくても、
いつも守秘義務の意識があるからです。
芸能関係や、アスリートなど、
たくさんの方にいろんなかかわりをいただいていますが、
私から誰かにそれをお伝えすることはありません。
今回の番組みたいな公開の場所で、
相手の方から公開されない限りお伝えしません。


さて、番組で中尾さんは私を知っている、と言ったので、
「心理カウンセリングを受けたことがあるんですか?」
というぐっさんのっつこみを受けていましたね。

「えー、マッサージを受けました」
と、言われていました。

するともちろん、スタジオは「?」ってなってました(笑)。
なんでカウンセラーがマッサージ??ですよね。

正確には、アイディアのオリジナルのプログラムである、
リラクセーションボディワークプログラム
「インナーリライフ」のことですね(^^)。

今でも、宿泊型で、自然の中で行うセラピーである、
セラピーマスターコースなどでは、
大好評の体ほぐしのプログラム。
単なるマッサージではなく、自律神経を整え、
ゆったりとリラックスするための
リラクセーションのためのプログラムです。

今でも大阪のスカイビルにある、クラブバッカーノでは、
アイディアのカウンセラーの
インナーリライフのボディケアが受けられるんですよ。

そういえばあのころ、
ボランティアの打ち合わせの合間に疲れた皆さんに、
アロマセラピーの香りとともに、
インナーリライフを提供していたことがありました。
中尾さんはそれをお話しされていたんですね。


もう10年も前の懐かしい思い出です。
あのころ、かわいい中学生役だった彼が
「子どもと一緒に箱庭したい」
という精悍な青年になり、
俳優さんとして素晴らしいご活躍をなさっていることは、
とても嬉しいことです。

しかもあの番組のプロデューサーさんは、
私が2000年に「いつでも笑みを!」という番組で、
心理テストのコーナーをさせていただいていた時の
担当ディレクターさんだった方。
今回のにじいろジーンでは、
15年ぶりくらいの再会をして、
懐かしくて感動だったんです。

私も心理カウンセラーの業界団体の
代表としての活動や国の受託事業、
カウンセラーとしては、
トップアスリートのメンタルトレーニングの現場などで、
なかなかいつもお世話になっている皆様に
きちんとご挨拶できていないことを反省しながら、
それでもたくさんの皆様に助けていただいているな、
と感じるこのごろ。

今以上に何もわからない未熟だった私に、
ボランティアや社会活動を通じて、
いろんな視野を広げていただいた皆様。

今の自分があるのは、
あのころがあったからだと本当に強く思います。
あのころの日々は私の中に深く心に残り、
今の原点となっています。


プロフェッショナル心理カウンセラー
メンタルトレーナー
浮世満理子

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東日本大震災のボランティアプロジェクト、
TeamJapan300のウェブサイトは

前回、被災地のことをお伝えしたので
もう少し私たちチームジャパン300の
ボランティアについて説明しておきます。

チームジャパン300は、
東日本大震災の発生とともに
一般社団法人全国心理業連合会の中で
加盟校の全カウンセラーに呼びかけられて
現地に行くことが始まった、
心のケアのプロジェクトチームです。

所属の学校や立場を超えて
心のケアにコミットメントした人たちが
福島、宮城、岩手、主に3県を中心に
200ヶ所近い、避難所や仮設住宅等に
心のケアのプログラムを携え、
足を運びました。

最初はボランティアで毎月続けていました。

そして、2012年からは、
アメリカの財団法人の支援を受けて、
毎週カウンセラーが、
現地に出向することになりました。
市からも認定団体として認めていただき、
主に津波の被害のひどかった地域を中心に
保健師さんとともに
仮設住宅等をまわる活動の依頼を
いただきました。

私たちチームジャパン300は
1年間ボランティアで成し遂げましたが、
2012年になり、市からの助成金も少し
いただけるようになり、
職業カウンセラーたちも
活動の一環ができるようになりました。

週5日間現地でしっかりと根を下ろしながら
仮設住宅に住まわせていただいて
活動しています。

ボランティアのことを
様々な所でお伝えをしたりすると、
中にはこういう捉え方をするかたがいます。

「ボランティアのことを自分たちの
 営業活動にしている。」と。

そういう批判が怖くて、
実際ボランティアのことは口にしない
という人もいますし、
ボランティアに行くことを控えてしまう
という人もいます。

でも、私は敢えて
「ボランティアのことを利用している」
という言葉に対してきちんと反論をしたい。

現地に行って、
現地の様子をきちんと伝えていくこと。
それは自分たちの
営業云々というところを超えて、
現地の人たちにとっても私は必要だと思う。

東北以外の地域にいて、どれくらいの人が、
今、この被災地の人たちの心のケアについて
悩んでいるのか、私は疑問です。

だからこそ現地に行っている人間が
現地の人たちの思いや今の課題を
しっかりと声を出して伝え、
みんなで自分事として
前に進んでいかなければいけない。

『絆、日本がひとつになる』

そういった思いは
一部の人たちだけではなくて
みんなが共有できる
あたたかくて優しい気持ちが、
私たちの根っこにあると思っています。

人は伝えれられなければ知る機会がない。
知る機会がなければ考えない。
考えないでいることは、
私たちを残酷な人間にしてしまいます。

だから私たちはひとりひとりが持つ
優しい気持ちが少しでも
現地の方の支援につながるような、
そういった言葉をこれからも
声をあげていきたいと思っています。

被災地の支援をしていたある団体の方から、

「偽善者だっていわれちゃうので
 もう嫌になった。
 心が折れたからやめる」

という言葉を聞いてとても残念でした。
現地に行かない人が
行っている人たちを批判したり、
評価したり。

なんだかそれって、
不思議なくらい変なこと。

そして、私もそんなふうに
言われているかもしれないな~
とも思いました。

私は彼に言いました。

「いいじゃないですか、それでも。
 わからない人はいるんですよ。
 現地に行かない人には、
 わからないことはたくさんあるんですよ。

 でも、現地に行かなくても、
 きっとわかってくれる人は、
 わかってくれると思いますよ。

 わかってくれる人たちに
 伝えていくために、
 しっかりと声をあげていきましょう。

 私たちのためではなく、
 すべては被災地の人たちのために。
 忘れられるという残酷な事態に少しでも、
 歯止めをかけるために」

人の評価や
心無き人の言葉を気にすることなく、
ただ、現地に行く。
現地を伝える。

それでいいのではないでしょうか。

これからも被災地の話を
たくさんしたいと思います。
みなさんをゆううつな気分に
させるためではなく、
みなさんの中に、

『自分でもできることがある』

というあたたかくて優しい気持ちを
思い出していただくためです。

ボランティア勉強会が今月も開かれます。
チームジャパン300及び
全心連のホームページでご確認ください。

みなさんのあたたかい気持ちと
お会いできることを
心より楽しみにしております。

プロフェッショナル心理カウンセラー
メンタルトレーナー 浮世満理子

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【ボランティア勉強会日程】
●東京勉強会

 2013年
  12月7日 (土)18:00~20:00
  12月19日(木)14:00~16:00
 2014年
  1月14日(土)14:00~16:00
  1月17日(金)19:00~21:00
  2月18日(土)18:00~20:00
  2月25日(火)14:00~16:00
  3月8日(土)18:00~20:00
  3月20日(木)19:00~21:00

●大阪勉強会

 2013年
  12月23日(祝・月)10:30~12:30
 2014年
  1月30日(木)14:00~16:00
  2月23日(日)18:00~20:00
  3月28日(日)14:00~16:00

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昨日は東北からお客様でした。
心のケアのご支援でお世話になっている
現地の医療スタッフの方が
お仕事で、東京にいらっしゃいました。

「渋谷は紅葉が舞い、
 抜けるような青空で
 街の色どりがとても綺麗ですね。」

と彼女はおっしゃいました。

たまにしか東京に来ないという彼女に
なんとか東京らしさをお伝えしようと
イルミネーションが始まった
表参道ヒルズにご一緒しました。
(渋谷のアイディアからだとすぐだから!)

そこでお茶を飲みながら
普段の心のケアの活動への
支援のお礼と感謝の気持ちを、
そして多忙なお仕事を少しでも労えれば、
と思いながら時間を過ごしました。

彼女がふと言いました。

「ここに来る前ね、昨日は初雪!
 初雪だったんですよ」

ああ、そうか。
また被災地の冬が始まったんだ。
被災地を孤立させる
雪におおわれた冬が来る。
なんとなくちょっと、
キュッと胸が締め付けられる気持ち。

私たちチームジャパン300の
ボランティア活動も、
片道6時間の道のりのうち、
2時間を車で移動することになります。

今年から現地に派遣された
カウンセラーたちは、
初めての冬に戸惑いながら
雪道をどんな思いで
現地に車を走らせるのだろう。
そしてまた、現地に住む人達が
冬の訪れをどのような思いで
感じているのだろうと。

「まだ東日本大震災のボランティアを
 やっているの?」
と言われることがあります。

艶やかに飾られた
表参道のクリスマスのディスプレイを見て
彼女はこう言いました。

「2011年以降そういえばクリスマスって
 やってなかったんですよね。
 前は家の前にいっぱいクリスマスグッズを
 飾っていたのに。
 なんだかそんな気持ちにならなくて。」

クリスマスのイルミネーションを
見るたびに、
被災地ではまだ、
イルミネーションが点かないことを、
私は決して忘れないでしょう。

それは建物が壊れて、
それを飾る家が無くなってしまった
というだけではなく、
被災地の人々の心は、
クリスマスのイルミネーションを
飾る気持ちにまだなれないということ。

それは私たちカウンセラーに
『投げかけられた』
ささやかなミッションのような
気がしました。

現地にまた冬がやってきます。

『クリスマスのイルミネーションを飾ろう』
その気持ちが戻るまで
私たちはがんばりたいと思います。

心のケアはこれからまだまだ
続いていくのです。

プロフェッショナル心理カウンセラー
メンタルトレーナー 浮世満理子

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